「不妊治療」では様々な方法で受精のための治療を行います。
一般不妊治療と高度不妊治療の違いを簡単にご説明しますと体外受精を行うか行わないかということになります。不妊の原因は右記に分類されます。
治療法は大別して「タイミング療法」「人工授精」の二つです。薬の服用や卵管のつまりを通すだけに治療から子宮などの治療を行うもの、精子を子宮に注入する人工授精などが含まれます。
治療の選択には検査結果をふまえた医師からの説明により選択いただくことになります。
タイミング療法は、不妊検査の開始と同時に医師から指導を受けることがほとんどです。排卵を促すほか、質の良い卵子を育てる目的で排卵誘発剤が使われることもあります。
人工授精は専用の注射器を使って精子を子宮へ送り込み、卵子と出会う確率を高めます。受精は人の手を介さないため、自然妊娠に近く、からだに負担をかけない治療法です。
排卵の異常には、排卵が数か月に1回になる稀発排卵、全く排卵が起こらなくなる無排卵があります。排卵は脳の視床下部、脳下垂体、卵巣の3つがうまく連携して初めて起こります。このいずれに異常や強いストレスや感情の起伏が無排卵の原因になります。
月経が不規則な方は、排卵がうまく起こっていない可能性があります。一般に、基礎体温表できっちりと2相性になっていれば排卵が起こっていると考えます。しかし例外的に1相性でも排卵があったり、2相性でも排卵がない場合もあります。
内服薬もしくは注射薬での排卵誘発治療
*の治療は原因疾患の治療優先となります。
など
排卵の異常には、排卵が数か月に1回になる稀発排卵、全く排卵が起こらなくなる無排卵があります。
排卵は脳の視床下部、脳下垂体、卵巣の3つがうまく連携して初めて起こります。このいずれかの異常や強いストレスや感情の起伏などが無排卵の原因になります。
月経が不規則な方は、排卵がうまく起こっていない可能性があります。一般に、基礎体温表できっちりと2相性になっていれば排卵が起こっていると考えます。
しかし例外的に1相性でも排卵があったり、2相性でも排卵がない場合もあります。
通水治療、FT
など
受精卵は子宮へと運ばれ子宮内膜の中で着床しますが、子宮内に異常があると、受精卵が着床できなくなったり、胎児が順調に発育できなくなったり、流産の原因になったりします。
子宮の異常としては、生まれつき子宮の形に異常がある場合や、子宮筋腫などの良性腫瘍がある場合、子宮内腔の掻爬などが原因で癒着が起こっている場合などが考えられます。
不妊症全体の約半数が男性に原因があると考えられています。精子が卵子にたどり着いて受精に至るには、精液1mlあたり4,000~8,000万個の精子がいることが必要です。これより精子の数が少なかったり、運動性が低い場合は不妊を招く原因となることがあります。
主に薬物(ホルモン剤、ビタミン剤、漢方など)、男性不妊外来で方針を決定
排卵が起こった後、卵巣には黄体が形成されます。この黄体から、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌され、このホルモンは、子宮内膜の成熟を促し、受精卵の着床を助けます。プロゲステロンの分泌が少なくなったり働きの悪い状態を黄体機能不全といいます。
子宮頚管には、頚管粘液が充満しています。この粘液は、膣内の細菌が子宮の中へと侵入しないようにブロックしています。この頚管粘液は同時に精子もブロックしますが、排卵が近づくと粘液はみずみずしく透明に変化し、精子が通りやすくなります。ところが、排卵期になっても頚管粘液にこのような変化が起こらず、精子が通過しにくいため不妊症となる場合があります。
ホルモン剤(黄体補充)治療 など