生理周期の中間期に、下腹部痛などの自覚症状や出血があった場合は、その日に排卵している可能性が高いと考えられます。
排卵の引き金は、脳下垂体からのLH(黄体化ホルモン)分泌の急上昇です。これをLHサージと呼びます。LHサージのピークから24時間以内に排卵が起こると考えられています。このLHサージを自宅で尿検査により調べることができます。約5分間ほどで排卵の時期を知ることができます。
自分で頚管粘液(おりもの)を手に取って、その粘り具合を調べます。下記図のように、排卵期に近づくほど頚管粘液は粘り気を増していきます。糸を引くピーク時直後が排卵日と推定されます。
医師からのひとこと
不妊症治療の基本は、排卵日近くにタイミングよく性交渉を持つことです。従って、排卵日を予測することが重要です。
ここで解説しましたように、自宅でも排卵日を推測することが可能です。