卵管性不妊症の原因として、クラミジア感染は最も需要です。性交渉を通じてクラミジアなどに感染すると、子宮頚管や卵管の中、卵巣周囲に炎症を起こし、症状が進むと卵管の癒着や閉塞を招きます。
従って、血液中の抗クラミジア抗体の検出は卵管の異常を推測する上で大変役に立ちます。
また、クラミジアのほかに、マイコプラズマやウレアプラズマも卵管性不妊症の原因となります。
血液検査の中の、腫瘍マーカーと呼ばれる分類の中でも、不妊症と関わりがあるものはCA125と、CA19-9と呼ばれるものです。
卵巣がんなどの場合にたかくなることがある腫瘍マーカーですが、良性の卵巣嚢腫や子宮内膜症、また子宮腺筋症などのときにも高くなる場合があります。