初診は、月経期間中は避けましょう。初めての受診にあたっては、基礎体温表を2~3ヶ月つけ、これを受診するのが望ましいでしょう。(基礎体温表については、下記図を参照して下さい)
問診では、初潮年齢、結婚年齢、避妊期間の有無、月経の状態、妊娠や分娩の有無、治療歴、過去の病気や手術の有無等を詳しく尋ねられます。受付で問診票を受け取り、これに記入する方式を取っている病院が多いでしょう。
視診では、体型、肥満度、乳房の発育状態や、陰毛の生え方、外陰部の発達具合、膣分泌の様子、子宮膣部のびらんなどを肉眼で観察します。これにより、女性ホルモンや男性ホルモンの分泌に異常がないかどうかがわかります。例えば、無排卵症の原因となる多嚢胞卵巣症候群では、男性ホルモンの過剰がみられ、その結果、肥満や多毛となることがあります。
内診は産婦人科特有の診察方法です。医師が触診(双手診)をして、子宮の大きさや、子宮がよく動くかどうか、子宮の異常や卵巣の異常などを調べます。子宮の裏側にしこりがあり、押さえると強く痛むときは、子宮内膜症が疑われます。子宮後屈や子宮内膜症が疑われる場合は、肛門診を行うこともあります。 この他に、具体的にどのようなことがわかるのかは、上にまとめてあります。